みなさん、株式会社komham (本社:北海道札幌市厚別区、支社:東京都渋谷区猿楽町、代表取締役 西山すの)という会社を聞いたことはあるでしょうか??
株式会社komuhamのホームページはこちらです。
この会社は北海道発、「人と地球にやさしい、新しいごみ処理スタンダードを創造」する企業として注目されているスタートアップです。
革新的な微生物群「コムハム」
株式会社komhamは「コムハム」という、生ごみを非常に迅速に分解する微生物群を開発しました。
この微生物群は、一般的なコンポストでは、生ごみの半量程度の堆肥が生成されるのに対し、スマートコンポストではわずか2~3%の堆肥にまで減容できます。水分の排出もなく、排水設備は不要です。しかも、通常のコンポストでは、生ごみの分解から熟成まで数週間~数か月かかりますが、スマートコンポストでは、コムハムの分解力で1日10リットルの生ごみを1~3日で堆肥化します。
また、「コムハム」は、好熱性バシラス科細菌を主体としており、遺伝子組換えやゲノム編集は行われていません。
※コンポストとは
家庭から出る野菜くずなどの生ごみや葉、紙などの有機物を、微生物の働きにより発酵・分解して堆肥を作ることを言います。
スマートコンポスト®️の特徴と利点
株式会社komhamでは生ごみの高速処理が得意な微生物群「コムハム」がより安定して生ごみを分解できるようスマートコンポスト®️を開発しました。このスマートコンポスト®️は、AC電源や排水処理を必要とせず、ソーラー発電で動作する自立型の生ごみ処理機です。このシステムは、「コムハム」を使用して生ごみを迅速に分解し、堆肥化します。また、クラウド技術を利用して、生ごみの投入量やバッテリー残量などのデータをリアルタイムで管理者に提供します。
また、スマートコンポストは、ソーラー発電を利用し、排水処理を必要としないため、二酸化炭素排出量を抑えることができます。また、「コムハム」の高い分解能力により、生ごみの分解から熟成までの時間を大幅に短縮し、環境への影響を最小限に抑えます。
さらに、スマートコンポストは、渋谷区や学校法人立命館、川崎市・サントリー、横浜市・大和リース、コロナビールなど、多くの組織や企業に導入されています。
2023年11月より受注販売開始を予定しており、現在は、実証実験や販売開始後の購入を目的としたデモ機の貸し出しを行なっているので興味がありましたらぜひ連絡してみてください!

北海道発のスタートアップとしての取り組み
株式会社komhamは、北海道、札幌市、北海道経済産業局から多くの支援を受け、東京都渋谷区や川崎市、横浜市など道外での技術導入事例も増えてきています。また、「2023さっぽろオータムフェスト」では、スマートコンポストを使用して、会場内で生ごみを処理し、イベント終了後に生成された堆肥を大通公園の花壇に使用しています。
「スマートコンポスト」での生ごみ分解とイベント後の堆肥活用により、排出された生ごみを運搬し焼却処理する場合と比較して40.7 kg、埋立て処理した場合と比較し1,254.7 kgの二酸化炭素を削減できると予想しています。
komham、「STARTUP HOKKAIDO実行委員会」の支援活かし、さらなる事業発展目指す|株式会社komhamのプレスリリース (prtimes.jp)